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伊豆河津「雲龍」 [本のこと]

◇24日-26日 借りていたザイルを返しにと、検定合格のご報告に茅ヶ崎のIZさん宅へ。またしても昼ごはんに手作りピザご馳走になってしまいました。美味しかったです。図書館によっていったん帰宅。その後、伊勢原に出て女房と合流して2泊3日で河津で過ごすために伊豆へ向かいました。ナビに任せたところ、熱海を過ぎて多賀から、山を越えて韮山に出る遠回りをさせられてがっかりしました。さらに真鶴道路あたりはいつ走っても柄の悪い運転の車が多くて疲れます。9時過ぎにループ橋近くの宿に到着。「雲龍」さん。ここは3万平米の敷地に11の風呂があるのに22しか部屋がないという、ゆったりさで有名らしく、じっさい、金曜の夜はほかにいらっしゃらず、あたふたとやって来たのにとても落ち着くことができました(さすがに土曜の夜は混んでいましたが)。きれいな夜景の宿に到着するのは感じがいいものです。翌日は美味しい朝食をいただいて、昼過ぎまで温泉・読書&昼寝。夕方からは裏山を花々を見ながら散歩して、夕食を食べに河津に出たりして過ごしました。河津の桜はもう終わっていましたが、七滝あたりはこれからで、さらに三椏(また)や水仙などほかの花々もきれいでした。ここのお風呂は都会生まれのご主人ならではの気の利いた造り・演出で快適に楽しめますし、特に家族風呂はとても広くて寛げます。温泉も効きがよいのか、2日前に包丁で指先を深く切っていたのですが、みるみる直ってしまいました。働いている方々も気持ちいいし、お料理も美味しいです。

 広い中庭

朝、静けさをやぶって鳥のさえずりが聞こえてきます。たまにきれいな黄色を羽に混ぜた一羽がベランダの木の手すりにやってきます。部屋で寝転びながら、前山の木々が風で揺れている様、その後ろで雲が流れて行く様をぼんやり眺めていられます。それなりのお値段ですが、寛ぐのに、無理して遠くのアジアンリゾートに行くことはないように思えました。昨日は、朝食をいただいて、中伊豆を得意の抜け道(伊豆スカイライン)で快適に帰ってきました。大観峰のドライブインはとてもよく改装されていまして、2階で展望を眺めながらゆったりとコーヒーをいただきました。しかし、帰ってきて夕方まで、またまた昼寝できるから不思議です。

◇2日間で読んだ本。新旧に分かれますが、2書とも偶然にも家族もの。家族の風景もだいぶ変わりました。これからもますます変わって行くような気がします。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

  • 作者: リリー・フランキー 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2005/06/28
  • ○リリーさんの家族の肖像が面白い。僕も幸せなお母さんだったと思います。オトンもいい人だ。ALL NEED IS LOVE とか東京タワーといった、とらえ方によってはベタかもしれないけど、この人によるとベタでない。

 

  山の音

山の音 

  • 作者: 川端 康成 出版社: 新潮社 発売日: 1957/04
  • □日本人がもつ家族の肖像、というが、時代もので古臭いし、 なんともいただけないような・・・川端康成が書くと「日本的情緒」となるのだろうか。心情の細やかな描写は、個人的には宮尾冨美子さんのほうが好きです。伊豆ということで川端氏であったし、題名に釣られて持っていきました。  

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